パウっとんちゃ~ん

沢登りと山岳スノーボード(山ボード)と他もろもろ

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9/13-15 折立~上ノ廊下下降~赤牛北西沢(黒部川右岸支流)遡行~薬師見平~中ノタル沢下降~黒部ダム

送信者 2008_09_13-15薬師見平

写真

黒部川本流以外の遡行・下降図


・天気
 1日目 朝 雨、その後 雨やんで曇り、午後から快晴
 2日目 快晴
 3日目 午前中 快晴 昼から曇り(夜 雨)

・ミスったこと
 ・ハッカ油を持っていかなかったこと。(メマトイのような虫多し)
  →お盆に上ノ廊下に来た時は殆ど虫おらなんだし、先週の白山でも虫は少なかった。ので、もう黒部には虫はおらんやろ とタカを括ってたら、ようやく残雪も少なくなった黒部の夏は今きたばかりのようでメマトイに囲まれた。
 ・靴底が剥がれ始めてたこと
  →出発時、足先から1cm弱ほどはがれかけてた靴底。徐々に病状は進行し、3日目の午後には6~7cmほどパックリいき、ダム横の梯子を登るたんびに、靴が木をハムハムするようになっていた。足元は万全に!

・9/12(金)
 YMGCさんがウチの下まで来てくれ、荷物を積み込み、21:00に桃山台駅集合。MKNさんは来たが、いるかさんが来ない。いるかさんに電話しようとしたところ、疲れた表情の いるかさんが現れる。4人乗車で出発。YMGCさんも疲れ気味に見えるので訊くと「風邪ひいた」とのことで、時々コンコン咳をしとる。大丈夫かいな。。。吹田ICから名神に乗る。まだ車は多い。草津SAでYMGCさん→俺、運転交代。北陸道に入り、検札所が跡形もなくなってることに慄く。北鯖江SAで 俺→いるかさん 運転交代。眠りに落ちる。気がつくと小矢部川SA。ここで いるかさん→MKNさん 運転交代。「立山ICで下りてや、富山の次やで。」と伝え、運転手以外 眠りに落ちる。運転席から変な声がして目が覚める。あれ、、、魚津?どこ?通り過ぎとんちゃうん!!!皆、一気に目が覚める。焦るMKNさんを制して、料金所付近で脇に止めてもらい、MKNさん→俺 と運転交代。2時迄にゲート前に着けるはずやったのにー。なんて小姑な攻めを展開しつつ Uターンして立山ICへ。IC下りてからコンビニに寄る。マイカーで有峰林道に行くのは初めてやなー。亀谷ゲート前には既に車がようけ止まっている。4台目あたりに位置した。右手の駐車場にも よぉけ車が止まっていて、テントを張ってる人も居る。テントを張り、2時半迄には就寝。MKNさんが「明日は何時起き?」と訊く。「6時に車出発やから、それまでに すぐ歩け出せるように準備できる時間に起きまひょ。」。MKNさん「40分あったらいける」 とのことで5:20起床予定。

・9/13(土)
 ルート図
 5:20 テントを畳んだり飯を食ったりしてると、ポツポツと雨が降ってくる。「YMGCさんですかー?」と回送の人が来てくれた。
 6:00 ゲートが開き、なだれこむ。
 6:30 5人乗車にも関わらず、案外早く折立着。さっと身支度し、出発!のハズが、MKNさんが回送の人に傘をさしてもらって何か準備しとる。
 6:38 回送の人が「くどいようですが、忘れ物は無いですか?」と確認してくれる。皆、「はい、ありません。」、、、が、しかし、この時、忘れ物をした人が居る!雨足が強くなる。本降りやん。避難小屋に移動し、用意する人を待つ。歩き出したら どうせ濡れるんやし、一緒やん。て思うが、皆、小屋の中に入ってしまう。なんかグズグズしてんなー。冷たい雨やし もうやめにしたいんかいな。亀谷温泉に浸かって帰るかー…。
 6:55 ようやく歩き始める。いきなしの急登、上は長袖下着一枚だけやったが丁度よかった。MKNさんが遅れ始める。何個か荷物を預かるが、それでも しんどそー。いるかさんに「MKNさんの荷物、ちょっと持ったげてー」というと「個人装備削ってきたのにー」と。それでもツェルトを持ってくれた。樹林帯を抜け出る頃には雨はやみ、MKNさんの調子も上がってきた様子。ガスも抜け、景色が広がる。途端に肌寒くなり、ZEROPOINT薄長袖下着からfinetrackに。一気にぬくもる。いるかさんに「草もみじ」っちゅう言葉を教えてもらう。要は 草が枯れかけて ええ感じの色になってるゆうこと。パシパシ撮影しながら太郎平小屋に着く。太郎平の便所はやたらと綺麗で まるで道の駅にでも来たような感じ。小休止の後、薬師沢小屋への道に入る。尾根っぽいところを下りていくと立派な木道になる。薬師沢小屋までの道のりはそれなりにアップダウンもあり、長く感じられた。バーサライト パック 35を背負った一人の青年が俺らを抜いていく際、「どちらへ?」と訊くので「上ノ廊下」と言うと「一緒や」とのこと。サーっと消えていった。以降、この人のものと思われる足跡は何度か見たが、追いつくことはなかった。
 「いるかさんが「カッパドキア」だかなんだか、とにかく平らなところに名前がついてるとか、河童が声かけてきても返事したらアカンとか 色々ガイドしてくれはる。立派な山岳ガイドになれそうな感じや。
 12:30 増水してたら、「高天ヶ原から藪漕ぎトラバースで薬師見平かなー」と代案も考えてたが、薬師沢小屋から見る黒部川は増水というほどではないように見える。ま、下りていけそうな感じ。薬師沢小屋のベンチに腰をかけ、小休止。何も買わずに座ってるのは悪いかな と ビールを1缶頼み、皆で回し飲み、兄弟盃といったところか。いるかさんが小屋の人から色々と情報を仕入れてくる。「薬師見平は藪だらけ」、「中ノタル沢から登る人が多い」、「山岳警備隊が訓練で上ノ廊下を遡行している」、「(俺らが登ろうとしている)黒部川右岸支流は取り付きが分かり難い」などなど。でも、ま、結局 予定通りに行くことにする。いつの間にやら天気は晴れ。ウェットスーツに着替え、ヘルメットを装着。白い岩が眩しい、グラサンが欲しいぐらい。大きな岩の上で少し昼寝。川沿いの大東新道には梯子みたいなんやなんやかんやと作ってある。そこを高天ヶ原方面へ向かう人が一人いる。岩を伝い、川を流れ、下っていく。右岸側には大東新道の赤ペンキの○マークがそこかしこにある。殆ど川原のヘリを歩く道のようや。いるかさんが何度も「増水したら こんな道 水没するやん。」ゆうてはった。そういえば四万十川などの沈下橋も"増水したら水没する道"といえるやろう。
 赤ぉてヌルヌルした岩がある。アクアステルスではツルツルいく。お盆に上ノ廊下に来た時は赤い岩でも殆ど滑らんかったのに。MKNさんか いるかさんが「上流のほうが滑り易いんちゃう」てゆーたはった。が、下流も同じように滑り易かった。俺が思うに、お盆では まだ時期が早くてヌル苔は発達しておらず、9月は より盛んになってきたんやと。



 ま、そんなこんなで、流され、歩きを散々繰り返す。遡行図をつけるのにマメに「瀬」とか書いててんけど、あまりにも多すぎて、わけわかめ。そのうち、ものすごデカい蛇に遭う。ジっとしてても怖いなー。↓これが その蛇。
送信者 2008_09_13-15薬師見平

 15:40 流木が多く、左岸に少し高くなった平らな砂地が見つかったのでテン場とする。流木が固まってる場所があるので、焚き木集めはせず、その場所で焚き火をすることにする。飯盒に無洗米を入れ、一時間弱ほど水につけてから炊く。おかずはMKNさんのキムチ鍋。YMGCさんと俺とで分けて運んだ えのきやら野菜やら何やらを突っ込んで キムチラーメンの素なんかも入れて グジュグジュに混ぜてた。ぬくもるなー。

焚き火はYMGCさんがマメに世話をしている。焚き火の世話以外にもYMGCさんはベトナムから帰ってきたら ちょっと変わったなーという気がする。夜も更けてきたが月明かりで川原が明るい。風邪気味のYMGCさんは早々にツェルトに引っ込むが、残り三人は焚き火の近くで くたばったまま。YMGCさん亡き後はMKNさんがマメに焚き火の世話をする。やがて いるかさんもツェルトに引っ込み、MKNさんと俺とが焚き火のそばで朝まで寝た。24時過ぎには寝たんかなー。月明かりが綺麗で写真に収めたかったけど、うまくいかなんだ。うろ覚えやけど、MKNさんは時々火の世話をしてくれてたように思う、おおきに。

・9/14(日)
 ルート図
 6:30 焚き火の世話をするYMGCさんで目覚める。今日も晴れや。朝は何喰ったっけ、YMGCさんの 梅干おにぎりの残りを お粥にしたようなヤツを食わしてもろた。塩味きいてて結構うまい。
 濡れたウェットに身体を通すのが、、、チベター、、、マゾになりそー。
 7:52 テン場発。少し歩くと両岸に残雪ブロックがある。未だ残ってるかー!なぜか嬉しくなる。間もなく立岩奇岩。走り寄ってYMGCさんに写真を撮ってもらう。でも この写真は いるかさん撮影分↓(奇岩の基部にワタイが立っております。緑のズボン)。
P9140096.jpg
YMGCさん、いるかさん、撮影ありがとうございました。
送信者 下から見上げた立岩奇岩

まぁともかく すっかり観光客気分。

その後、淵が何個かあり、朝っぱら流されるが さほど冷たいわけでもない。晴れてるせいか すごく明るい。水も綺麗な緑。シヤワセ。明るい出合の岩苔小谷を過ぎると谷がガクンガクンと曲がりゴルジュに入って じきに右岸に 遡行目標の谷が現れる。MKNさんが本流下流側に人を発見。あれが 薬師沢小屋のオッチャンが言うとった山岳警備隊の訓練なんやろか。俺以外は皆バシバシ シャッターを切ってた。その間に遡行目標の谷(今後、仮称で"赤牛北西沢"と呼ぶ)に最初にかかる23m滝を観察する。んー、これは どう考えても登れそうや。水流沿いも登れるかもしれんし、水流がきついなら左側、いや右側も登れそうや。安全牌は左側かな。MKNさんは いるかさんと相談していて どうも右岸側のリッジから大きく巻こうと提案している様子。そこは取り付きはいいが、上のほうは かなり立っている。「上のほう どないして登るん?」と訊くと、「ロープ使って」とのこと。ロープあるからって あの斜度の草付を登れるんやろか。だいぶ上に行けば しっかりした木も生えてていけそうやけど。でも、どうせロープ使ってビレイして…ってんなら、滝から行ったほうが楽ちゃう?MKNさんは「プロテクションとられへんのんちゃう」ゆうてたが、リスはありそうやったんで滝を登らせてもらう。YMGCさんにビレイしてもらい、8.9mm30mロープを引っ張っていく。出だしは水流がキツいが、倒木際を登る。倒木にハーケンぶちこんで最初のランニングにする。こん時、MKNさんのハーケン一枚おとしてもたわー。今度 弁償するからねー。それにしても この木のハーケン、抜く時 苦労するやろか。よっちゃんと行った舟ノ川では随分苦労してたなー。。。その後 3箇所ほどハーケンでランニングをとって、まぁ無難に登れたと思う。2箇所 微妙にヌメってたが、タワシで ごしごししたげた。おnewのワイヤーリールが よぉ巻き取るねー。気持ちいい。


いるかさんフォローで登り中。↑鎌田撮影動画。

P9140234s.jpg
↑23m滝を登る いるかさん。(MKNさん撮影)

で、滝 落ち口のリスに二箇所ハーケンぶっこんで支点とし、MKNさんはPETZLベーシック、いるかさんは…シャントで登ってたかな。YMGCさんはセカンドビレイ。次の滝はフリーで水流沿いを簡単に登る。この次の滝、結構 ややこしかったなー。俺が下流側リッジから登ろう と提案すると MKNさんが「いや、こっちのほうが楽やで。」と唆す。「そんなもんかな」と思い、登ってみると、足元がヌメってて嫌らしい。が、なんとか木の枝を持てて登れた。MKNさんも来るんかなと思たら「ロープ出して」とのこと。あれ?! そうこうしてるうちにYMGCさんがリッジから登ってくる。いるかさんにも リッジから登ってきてもらい、MKNさんは上からのロープにしがみついて必死に登ってくる。お疲れさんです。ここから この次の滝も一緒に巻いてしまう。巻きの途中にラズベリー発見。レベッカですわ。美味いなー。MKNさん、見つけてくれてオオキニ。バクバク喰いもって藪を漕ぎつつ次の滝の落ち口上へ。その後、さしたる苦労もなく、2~3個 滝を上がると、茶色の岩が剥きだしになり、ナメを水が走ってる。ふと、後ろを向くと薬師岳。快晴。絶景。
IMGP2152s.jpg
↑YMGCさん撮影。
綺麗な滝をどんどん直登していくと、白い岩ゴロゴロの赤牛岳北西稜線が見えてくる。地形図とにらめっこしつつ登っていくが、、、、なんか変。谷の向きが違う。あれれ、、、そういや少し前に水の少ない小さい谷が右岸にあったけど。。。皆に その旨 伝え、下りていく。目星の谷に入ると、やはり水量は少なく、両側から木がかぶさってきてる、、、が しばらくいくと向きもあってるし、これに間違いない。大きな二又で左又は水がない。上での露営に備えて水を汲む。ついでに味噌汁の野菜も切った。左又に入ると 少しして水がなくなったが、代わりに、、、ゴーロを越えて、斜度が緩くなる頃には藪っぽくなり、そこには、なんとブルーベリー畑やー。ブルーベリー、べりーべりーぶるーべりー。ぶるーべりーだらけ。うめーーー。200粒は喰ったかな。先行していたYMGCさんがピーピー呼子を吹いてたが、鳴らし返す暇も無い。まぁともかく、ガツガツ喰って、藪を漕いで水が流れた跡のような歩き易いところをいくと、いきなり藪が開けて、草原があり、そこにはYMGCさんがヘタっていた。いるかさんはザックを放り出して遠くで写真撮影に勤しんでいた。薬師見平というだけあって、ほんまマジで平。たいら。黄色くなった草が よぉけ生えてて、これ チトウってゆうんやろか、沼があり、足を突っ込んだら、いきなし脛まで浸かって びびった。越中沢岳・間山の方向の稜線が よぉ見える。風が肌寒い。急いでツェルトを張る。今日は焚き火は無し。でも、わざわざ流木の無い寒いところで寝んでも、少し戻って、谷沿いで寝たらよかったかも。そのほうが焚き火は出来てヌクいし、水も担ぎ上げんでええし。ま、今回は「薬師見平で寝たい」という人が居たし、これはこれでえっか。寒い中、飯盒炊爨で松茸ごはん、具沢山味噌汁、マーボー春雨?!、枝豆とコーンビーフ・ソーセージの炒めモンなど 豪華な夕食を平らげる。いるかさんは 粉ミルクでプリンを作ってくれる。これは冷やさないといけないそうで、実際に喰ったのは次の朝。寒いので早々にツェルトに入り、ガスをつけ、少しぬくもって、寝袋にくるまる。シュラフカバー+寝袋+合羽上着+fintrackフラッドラッシュ上着+zeropoint長袖薄手+zeropointパッチ薄手、これで結構ぬくい。YMGCさんは膝が痛いといっていて、テーピングは一応まいてみたが、こんなんでほんまに下れるんやろか。心配は尽きない。疲れてたのか、コテンと寝れたが、目が覚めると未だ2時前やった。起床予定は4時半。果たして、これで月曜じゅうに扇沢まで下りれるのか。ツェルトが風に揺られた時に内側の露が顔にかかってきてチベたい。シュラフカバーや合羽のフードで露をガード。なかなか寝付けなく、外が明るいので顔を出してみると、周りは月明かりの絶景やった。月夜がこんなに明るいなんて。写真に収めたかったが、三脚もバルブモードも無いので、あまりうまくは映らなかった。草原とチトウと稜線、この月明かりの景色が見れたことで、焚き火なしや水担ぎ上げの責め苦を差し引いても この薬師見平泊は価値があった。雨降ってたら地獄やろな。おてんとさまに感謝。今回はツイてる。

・9/15(月)
 ルート図(中ノタル沢下降路)
 ルート図(東沢谷出合から黒四ダム右岸登山道)
 4:30 起床。YMGCさんは素早く出発の準備をしていて、雉撃ちも素早い。緑豆春雨2人前とYMGCさんのリゾット(?!)少しが朝飯。あ、今回の朝飯には いるかさん特製の薬師見平プリン、昨晩から仕込んでおいたシロモノ。これが ごっつ美味い。んーーーん、贅沢。ごっそさんでした。
 薬師岳東面が朝焼けに映える。どんどん明るくなってくる。いるかさんとMKNさんはテン場から離れたところで撮影していた。
 6:30 撤収し、まずは薬師見平の一番高いところへ上がって 景色を見つつ降りたい中ノタル沢の方向をハッキリさせよう としたが 樹林や笹が濃くて あまり見えなかった。
送信者 2008_09_13-15薬師見平

その代わり、朝からブルーベリー畑。結構大粒なんがよぉけあった。昨夕と今朝とで500粒は喰ったんやないやろか。
送信者 2008_09_13-15薬師見平



P9150284s.jpg
↑MKNさん撮影の金作谷上部

対岸に見える金作谷カールを見て、「前は あんなとこ登ったのかー」と感慨にふける。その後、中ノタル沢方面へ向けて藪を漕ぐ。地形図から判断すると中ノタル沢源頭部はザレだかガレだかで傾斜もキツくて団体行動だと落石とか怖そうなので、適当に左岸尾根をたどってから谷に下りようという作戦。尾根に出たところから藪はなくなり歩き易くなる。尾根の傾斜がきつくなり、谷が緩くなりかけたところで谷に下りる。谷は完全なザレ場。わりといい場所で出れたかなーとも思ったが、すぐ滝があり、懸垂する。楽なコースを辿るなら、赤牛へ続く稜線と西側の高台の中間を目指して歩き、源頭部が見えたところでスグには降りず、左岸尾根をたどるようにすれば、少しはマシやろと思われる。その後は基本的にはクライムダウン。何度か倒木で懸垂。一度、左岸巻きで降りた滝のところは かなり嫌らしくて苦労した。やがて上ノ廊下の川原が見えてきて、斜度も緩くなる。中ノタル沢出合付近ではまだ結構残雪が残っている。でも お盆の頃は谷全てを雪が埋め尽くしていたのに。。。自然の変化に唖然とする。
 9:40 中ノタル沢出合着。薬師見平から約3時間で降りてきたことになる。次のチェックポイントは14:20の平ノ渡しや。これに乗れんと最終のトロリーには乗れない。でも、ほんまは12:20のに乗りたかってんけどなー。。。12時のに乗るとするとあと2時間40分しかない。東沢谷出合から川原でショートカットしても1時間はかかるし、これはさすがに無理やな。
中ノタル沢出合の超巨大な川原をテクテク歩いていく。いるかさんはシャッターを押すのに忙しいらしく、遅れている。YMGCさんは昨日は遅かったが今日は普通に歩けてるようで、膝はマシになったみたい。しばらくいくと廊下沢出合。MKNさんはガンガン流されてた。その後、口元ノタル沢出合上流のゴルジュ。左岸沿いをめい一杯へつってから流れに飛び込んでジョワーっと流されて楽しかった。MKNさはへつりに失敗してガンガン流されてった。口元ノタル沢の対岸のルンゼには まだようさん残雪があった。あとは もうとにかく川原歩き。時々水に浸かって、あとは川原歩き。熊ノ沢出合に11:52着。12:20の渡しには1時間遅い感じやけど、14:20の渡しには余裕や。ココで20分ほど昼食休憩。間もなく東俣谷出合で その後も歩きと流されを繰り返す。右岸側にup/downの激しい登山道が見えてきた。こちらは川原をペタペタ歩く。川原は段々と砂地になる。ダムの立ち枯れた木があり、バックウォーターが見えたあたりで登山道に上がる。ここでウェットを脱ぐ。up/downの少なくなった登山道を歩き、渡し場には14:01着。しばらくすると静かに舟がやってくる。舟が止まり、なんか作業をしてる様子。
 14:20 時間ぴったりに舟が来る。俺ら以外に乗る人は居ない。舟のオッチャンは片手運転で釣竿を持っている。その後、両手離しになり、そのうち、リールを巻き始めた。釣上げた魚は40cm弱はある虹鱒やった。食べるとこがたくさんありそうや。
 14:35 渡し舟が対岸に着。YMGCさんが舟から降りる時、板がハズれてドボンとダムに落ちた。あと3時間後にトロリーバスが出る。時間との競争や。YMGCさんがトロリーバスの時間を確認してくる。そして、「その次のバスの時間は?」と訊いてくる。その次は翌日の始発なのだよ、ちみー。ひたすら歩く。歩く歩く。
 14:57 中ノ谷出合着。この短い区間で6分遅れはキツい。いるかさんが「渡し舟が釣ってたせい」というが、そんなことはない。釣ってたとしても渡し舟は時間通りに対岸に着いてるので問題ない。トップリーダのYMGCさんに もう少しペースをあげるように伝える。あとは延々と歩く。いるかさんは時々道の真ん中で立ち止まってシャッターを押していた。すれ違った人は一人やったか二人やったか。とにかく人が少ない。途中の沢で何度か水を飲む。御山谷出合までの中間地点あたりでタイムをチェックすると、結構早めにきてる。もうほんの少しペースを落とすように伝える。御山谷出合は ほぼ時間どおり。
 16:54 ロッジくろよん着。予定より5分早い。ここで立ちながら一息いれてるとロッジくろよんのオッチャンが「テン場使うなら受付して。」と声をかけてくる。「いえ、扇沢に降ります。」「今からぁ?降りれませんっ」と言い張るオッチャン。言い合いしてる時間なんてないので、「いくでー」と皆を促して歩いていく。あと30分ある。もうここまで来れば大丈夫や。ダムの堰堤上で記念撮影などもする。構内のトンネルは かなりヒンヤリしていてサブイボが出る。合羽でも着よう。
 財布がスグ出せるという いるかさんが切符を4枚買ってくれる。「荷物は10kg以下ですか?」とのオネエサンの問いに対して「はい」とのこと。マジ…?さっさと切符を買って先へ行ってしまう。俺は とりあえず、さぶいので合羽を出して、ついでに財布も出してココアを買った。MKNさんが最終トロリー出発の時間を気にして焦っていて なんだかワケの分からん言動をしていたが、間に合うことは分かっているので合羽を着て ザックのものを詰めなおした。改札に向かうと制帽を被ったおじいちゃんが声をかけてくる。だいぶ前に亡くなった うちの母方の祖父に似ている。「10kg以内か?」「はかりに乗せて計ったのか?」と結構しつこく訊いてきてた。YMGCさんは負けて手荷物切符を買いそうになっていた。手荷物の件はクリアできたが、その祖父似のかたは俺のズボンのケツが濡れてるのを見て、「座席を濡らさないで下さいね」と かなり仕事熱心やった。ようやくバスに乗る。へなへなとバスに崩れこむ。乗ってから4分ほどでトロリーは発車した。お盆の時の満員御礼の混みようとは裏腹で このバスはガラ空きやった。
 なんとか最終に間に合った。よかった。よかったとしよう。怪我もなく、予定通りに下山。最後の3時間は血反吐が出そうなほどキツかったが、まぁこれもエエ経験?!バスの中で下山メールを打つ(圏内県内移行時に自動送信)。
 扇沢の駅から回送の車までの距離は長く感じたが、これも ご愛嬌。回送の人から鍵を渡してもらう。三渓社では客を見送るのがセオリーらしいが、車の周りで店を広げてグズグズしてる俺らを見て、「セオリー省きます」と去っていく。ほんでからMNWさんとのランデブーポイントの日向山ゲートへ。MNWさんに とある温泉に連れてってもらう。タダ券があるとかで有難くいただいた。温泉では意識が無くなりそうになる。夕飯はMNWさんの山スキー仲間のKuni'sカントリーキッチンへ。ログハウス調の綺麗なレストランやった。かしわのカバブだかなんだか 舌を噛みそうな名の料理を食った。結構うまかった。
 8時半頃、店を出て、豊科ICから高速、吹田ICを出たのが夜中1時頃やったかな。MKNさんと いるかさんにはウチで始発まで寝てもろた。布団も敷けず、寝袋とマットや座布団で寝てもらうことになり、すんませんでした。
 ・9/15のコースタイム
  6:30薬師見平→9:40中ノタル沢出合→10:04廊下沢出合→10:43口元ノタル沢出合→11:52熊ノ沢出合(昼食休20分)→12:30東沢谷出合→14:01平の渡し 針の木側船着場→14:20乗船→14:35平ノ小屋側船着場→14:57中ノ谷出合→16:54ロッジくろよん→17:25トロリー黒部湖駅

・9/16(火)
 仕事場では何度か意識が途切れた。。。
 夜、ザックを開けると、寝袋とシュラフカバーが結構水気を吸っていた。こりゃ重いわ!

・装備(4人で)
 ・8.9mm30mロープ
 ・8.0mm35mロープ
 ・15mスローロープ
 ・ハーケン12枚
 ・TRI CAM×2
 ・フレンズ×2
 ・ハンマー×2
 ・ハーネス
 ・シュリンゲ それなり
 ・カラビナ それなり
 ・2人用ツェルト×2
 ・ツェルトポール2本
 ・フライシート1
 ・飯盒1
 ・コッヘル1~2個/人
 ・たきつけ
 ・ライター
 ・ガス2
 ・ウェットスーツ各自
 ・メット
 ・AMラジオ1
 ・他もろもろ

・費用
 高速代 吹田→立山 4600円
 高速代 豊科→吹田 4900円
 回送代 折立→扇沢 24000円
 ガソリン代  13060円(約1000km 169円/l)
 トロリーバス×4人 6000円
 薬師沢小屋 缶ビール350cc 600円
 合計53160円 ÷4人 = 13290円/人
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テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

  1. 2008/09/20(土) 23:46:34|
  2. '08谷
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
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